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はろるどとむらさきのくれよん

昨日のんびりとおさんぽをしていたら、うしろから「バキューン、バキューン!」
大きな声がして驚きました。振り向くと、そこには幼稚園児の男の子2人組が。
彼らは手を鉄砲のかたちにして、上の方に向けて打っています。
2人があまりにも真剣なので、声をかけてみたくなってしまいました。
「ねぇ、なに狙ってるの?」
すると、一生懸命に説明してくれました。
お友だちにあげるために、みかんがほしいのだとか。
そう、彼らは木のてっぺんに実るみかんを狙っているのでした。
「なかなか落ちてこないんだよ~」
小坊主くんたちがかわいくって、つい笑ってしまいそうになりましたが、
彼らの真剣な表情にがまん、がまん。
「がんばってね、当たるといいねぇ」
とだけ言って、その場をあとにしました。
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『はろるどとむらさきのくれよん』 
クロケット・ジョンソン=作 岸田衿子=訳 文化出版局

はろるどとむらさきのくれよん (ミセスこどもの本)

ある晩、はろるどは月夜のさんぽがしたくなりました。
ところが空には月が出ていません。
はろるどは、手に持っていたむらさき色のクレヨンで月を描きました。
さんぽするには道もなくっちゃ。ながーいまっすぐな道。
道の途中には森があって、ドラゴンが出てきて・・・
はろるどが空想するものをクレヨンで描くと、世界ができていきます。

子どものあそびは、時に本人たちにとってはあそびではなくて真剣です。
それは、わたしにも覚えのあること。
空想の世界で夢中になってあそんでいるときに、一番邪魔なのは大人のひとことでした。
余計なひとことを言わず、そっと見守りながら、
時には一緒にたのしめるような大人になりたいものです。



はろるどとむらさきのくれよん_a0139104_2020226.jpg
 
 たとえば・・・
 ● 幼稚園での読み聞かせに向いている卒業・入学の絵本は?
 ● 絵本から読み物へのステップになるような本を探している
 ● あたらしい絵本の中からおすすめを教えて!       などなど 
 
 子どもの本に関することで、お困りのことがありましたら、
 なんなりとコメントに書き込んでください。できる限り、お答えします。


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by kangaroo-books | 2010-03-14 19:20 | 【夢中熱中】の本棚


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