おっぱいいっぱいのんだこは

さて、ひさしぶりの更新です。
ご無沙汰している間に、娘は1歳になりました。
1年前にはおなかの中にいて、2年前にはまだどこにも存在していなかった子が
今や歩いて、食べて、本を読んで、笑って、怒って、泣いているのですから、
赤ちゃんの成長はほんとうにすごいものです。
これぞ高度成長期です!

今ではごはんも、パンも、うどんも大好きな娘ですが、
ほんの6ヶ月前までは口にするものはおっぱいだけでした。
もちろん、今でもおっぱい大好きです。
そして、この頃この絵本が大好き。
最近になって「卒乳」という言葉をほんのちょっと意識しだした母にむけての
「わたしはまだまだおっぱい飲むんですからね!!!」という
アピールなのかしらと思うほど読まされています。

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『おっぱいいっぱいのんだこは』
木坂涼=文
飯野まき=絵
福音館書店
(こどものとも012 2011年4月号)





「ヒトは動物である」と知ったのはいつだったか。
理科の授業で脊椎動物、哺乳類・・・なんて言葉を習った頃だったでしょうか。
へぇー、ヒトは脊椎動物で哺乳類なのね、と知識は頭に入れたものの
自分がイヌやネコやサルやシロクマやライオンと同じくくりに入っていることは
今まで意識したことがなかったような気がします。
「ヒト」とカタカナで書かれると学術的な匂いがして、
ヒトゴトのように思ってしまうからでしょうか。

けれども、妊娠出産を経てからというもの
わたしも娘も哺乳類なのだと感じることばかりです。
誰に教えられたわけでもないのに、おっぱいに吸い付く娘。
そして、娘のことを思うだけで、泣き声を聞くだけで、
ピューっと湧き出すわたしのおっぱい。
哺乳類なんだなぁ、わたしたち。


おっぱい いっぱい のんだこは・・・
絵本にはねこ、いぬ、さる、くまの親子が登場します。
おかあさんのおっぱいを一心に吸う動物のあかちゃんの様子は
おっぱいを飲む娘にそっくりです。
そして、あかちゃんを見つめるおかあさんの目。
「やさしい」という一言ではとても言い表せない目なのです。
母の子どもへのまなざしとはこういう目のことをいうのでしょうね。
わたしもおっぱいをあげている時こんな目をしているのだろうか。
しているといいなあと思います。

そして、おっぱいをいっぱい飲んだ子ども達の至福の表情、ぽんぽんのおなか。
安心しきって眠りにつく動物たちを見ると胸がキュウっとします。
おっぱいを飲みながら口半開きで寝入ってしまった娘を見た時のキュウっとおんなじ。
ヒトが哺乳類でよかったなと感じる瞬間です。


それにしても「おっぱい」という言葉、いいですよね。
響きが絶妙です。
そして一文字違いの「いっぱい」とくっつくとますます幸せ^^
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by kangaroo-books | 2011-06-19 18:13 | 【どうぶつたち】の本棚


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