おやすみ

ほんの一年前、一日のほとんどの時間を寝て過ごしたあかんぼが、
ころんと寝返って、ずりずり這って、うんしょと立ち上がり、とことこ歩いたと思ったら、
お外でかけまわってどろんこになるまで遊ぶようになりました。

ほんの一年前、おっぱいしか飲めなかったあかんぼが、
おかゆをひとさじ食べ、りんごの酸っぱさに目を丸くして、お豆腐が大好きになって、
気がつけば毎日三食、大人とおなじものが食べられるようになっていました。

ほんの一年前、沐浴の度に体中で泣いていたあかんぼが、
今ではお風呂大好き、頭からシャワーをかけられてもへいっちゃら。

この半年ほど、毎晩のようにベッドに入るとこの絵本を読んでいます。
いつの間にか、外あそび、お風呂、晩ごはん、歯みがき・・・と
主人公の犬の兄妹たちと同じように
夕方からおやすみまでの時間を過ごすようになった娘を見て
大きくなったものだなあと感慨深くなります。

おやすみ
『おやすみ』
なかがわりえこ=さく
やまわきゆりこ=え
グランまま社


外あそび、おふろ、ごはん
歯みがき、おはなし、こもりうた
それから「おやすみ」

このくりかえしが子どもにとって大きな安心であり、
体と心の成長のもとなのでしょうね。

中川さんと山脇さんの絵本は読むとほっとします。
この「ほっ」が眠りの前のひとときにぴったりで、
パワーが有り余っている娘も、この絵本を読むとおやすみモードに切り替わる気がします。




安心して「おやすみ」と言えることがなんとありがたいことか、
あの地震以来、この絵本を読むとしばし被災地の子ども達に思いをはせます。
世界中の子ども達が安心して「おやすみ」と言える世の中がきますように。
祈ることだけでは何も変わらないかもしれません。
思いをはせることだけでは何の助けにもならないのかもしれません。
でも、子を持つ親としてはやはり祈らずにはいられないのです。
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by kangaroo-books | 2011-08-21 23:00 | 【まくらもと】の本棚


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