カテゴリ:【くいしんぼう】の本棚( 12 )

くだもの

うちのあんちゃんはももが大好きです。
「ももたべる?」と聞くと、大きくウンとうなずいて、大急ぎでイスに座ります。
この頃は、「ママ」という言葉よりも「モモ」の方が上手に言えるので、母はももに嫉妬です。
お盆の時には、仏様にお供えしてあった大きなももを大事そうにかかえて
わたしのところに持ってきました。
「のんのさんのだからだめだよ」と言っても、何度でも持ってきてしまうので、
お仏壇に「ください」をしていただくことにしました。
ももをほおばった時の娘の満面の笑み、ご先祖様も見ていらっしゃったかな。

くだもの (福音館の幼児絵本)

『くだもの』
平山和子
福音館書店


平山和子さんの描く食べ物はほんとうにおいしそう。
うまい絵を描く作家さんはたくさんいるけれど、
かおりも、みずみずしさも、やわらかさや、かたさも、歯ごたえも、舌触りも、
温かさ、冷たさも描ける作家さんはそうはいません。

大人も子どもも、ページを開けばおいしそうなくだものに思わず手が伸びます。
くいしんぼうあんちゃんは、ページに口をつけてガブリと食べようとします。
しかも、切っていない丸ごとの方を。

本にでてくるくだもので娘がまだ出会っていないのは、
なし、くり、かきを残すだけになりました。
この秋には食べられるかな。
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by kangaroo-books | 2011-08-22 22:29 | 【くいしんぼう】の本棚

チョコレート・アンダーグラウンド

今日の記事は、チョコレートを食べながら書いています。
だってこの本を読んだら、無性にチョコレートが食べたくなったんだもの。

チョコレート・アンダーグラウンド

『チョコレート・アンダーグラウンド』
アレックス・シアラー=著
金原瑞人=訳
求龍堂


チョコレートが世の中から消えてしまったら、わたしはきっと途方に暮れてしまいます。
ひとり暮らしをはじめた頃、冷蔵庫には必ず板チョコのストックがありました。
チョコレートをほおぼると、慣れないひとり暮らしのストレスが溶けていきました。
お金のない海外旅行で、朝ごはん替わりに安いチョコレートをかじったこともありました。
チョコレートはお口とおなかだけでなく、心にも甘いのです。
そんなチョコレートが消えてしまった世界・・・味気ない、甘みのない世界。


ある日、国中にこんなポスターが貼られます。

「本日5時以降、チョコレートを禁止する」

政権を握った怪しげな党、その名も健全健康党が
チョコレートなどの甘いお菓子をすべて禁止する法律をつくったのです。
これに違反した者は、チョコレート警察に連行され、
甘いものが悪だと信じ込ませる再教育プログラムを受けなくてはなりません。
大人たちは政府による取り締まりにおびえ、法律に従いますが、
2人の少年ハントリーとスマッジャーは、政府のやり方に怒り、ひそかに抵抗をはじめます。
彼らは、チョコレートを密造、密売しようと考えたのです。

大人たちの無関心や、あきらめが、世の中をおかしな方向に向かわせてしまう、
という風刺も込められているように感じますが、この本は小難しいことは考えずに
ただはまって読むのがいちばん!
ハラハラして、スカッとして、チョコレートが食べたくなるストーリーです。

 -「すべての人に、自由と正義とチョコレートを!」  (本文より)

図書館では、500ページという厚さのせいか一般書コーナーに
置かれていることが多い本ですが、ぜひ中高生に読んでほしい!
もちろん大人も存分にたのしめますよ。
チョコレート好きな人、必読ですよ。





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by kangaroo-books | 2010-07-13 16:29 | 【くいしんぼう】の本棚

ケーキやさんのゆうれい

大学生の頃、ケーキ屋さんでアルバイトをしていました。
お店のショーケースでいつもひときわ輝いていたのは、いちごのタルトでした。
お手伝いのわたしがへたを取ったり、半分に切ったりしている時には
どうってことないふつうのいちごが、ひとたび職人さんの手にかかり、
カスタードクリームの上に並べられると、どうして宝石みたいにキラキラするのだろうと、
いつも感心して眺めていたものです。
なんてことない材料が、とってもおいしいものに姿を変えてしまうのですから、
ケーキ作りって魔法みたい。
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『ケーキやさんのゆうれい』 
ジャクリーン・K・オグバン=作 マージョリー・プライスマン=絵
福本友美子=訳 フレーベル館 

ケーキやさんのゆうれい

コーラ・リー・メリウェザーさんの作るケーキは大人気でした。
ですからコーラ・リーが亡くなった時、すばらしいケーキが食べられなくなることを嘆いて、
町中の人が涙を流しました。
そして、メリウェザーケーキ店は売りに出されたのですが、
この建物にはコーラ・リーのゆうれいが住みついていたのです。
店を買った人々は、ゆうれいに嫌がらせをされて、店を手放してしまうのでした。
それから数年後、店を買ったのがアニーでした。
アニーはゆうれいに何をされてもへこたれません。
とうとうコーラ・リーのゆうれいは、アニーがあるケーキを作ることができたらならば
店を出ていき、台所をアニーにゆずることを約束します。そのケーキとは・・・
「胸がいっぱいになって、なみだがこぼれるほどすばらしいケーキ」
コーラ・リーなら作れるけれども、今までだれもコーラ・リーのためには
作ってくれなかったケーキなのだそうですが、アニーはこのケーキを作ることができるのでしょうか。

悪魔の心臓よりも黒ぐろとしたチョコレートケーキ、
天国にとんでいくほどふわふわなスポンジケーキ、
ふわふわのメレンゲパイ、つやつやのフルーツタルト、
さくさくのシュトーデル・・・
おいしそうなケーキが次から次へと出てきて、おなかが減ることうけあいです。

読みごたえのあるおはなしなので、自分で読むには中学年以上の子におすすめです。
読んであげるなら、年長さんくらいから大丈夫。


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 たとえば・・・
 ● 幼稚園での読み聞かせに向いているおひなさまの絵本は?
 ● 絵本から読み物へのステップになるような本を探している
 ● あたらしい絵本の中からおすすめを教えて!       などなど 
 
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by kangaroo-books | 2010-02-09 00:21 | 【くいしんぼう】の本棚

ぱんだいすき

ちいさい頃、食の細かったわたしは、給食が大きらいでした。
特に、食パン。しかも、2枚!わたしには1枚が限界でした。
先生の目を盗んで、何度こっそり家に持ち帰ったことか。
無事に家に持ち帰っても、今度はお母さんに叱られます。
だから、いつもこっそり犬のコロにあげていました。
コロはしっぽを振って、パンに飛びつき半分食べると、
わたしが去るのを待って、いそいそと庭に穴を掘り、あと半分を隠すのです。
あまりにうれしそうに、パンを食べるコロを見ると、
やっぱり自分で食べればよかったかな~と、
ちょっと、もったいないような、うしろめたいような気持ちになったものです。
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『ぱんだいすき』  
征矢清=文 ふくしまあきえ=絵 福音館書店 

ぱん だいすき (0.1.2えほん)

パン屋さんには、パンがいっぱい。
ああ、いいにおい。
食パン、クロワッサン、フランスパンに、
あんぱん、さくらんぼのパン・・・
さあ、何をえらびましょう。

絵本を開いた瞬間、パンのこんがりとしたおいしそうな匂いがしてきそうです。
それは、まるでパン屋さんの扉を開けたときのよう。
おなかが減ってしまいます。

ところで、今のわたしはパンが大すきです。
もちろん、食パンも!毎朝、食べています。
パン屋さんに行くと、あれもこれも食べたくなって、
食べきれないほどたっぷり買ってしまいます。


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by kangaroo-books | 2009-12-01 17:40 | 【くいしんぼう】の本棚

世界を動かした塩の物語

朝ごはんのゆでたまごに、塩をふりました。
昼ごはんのおにぎりをにぎるときには、手に塩をつけました。
晩ごはんのカニと春雨のスープの味がぼんやりしていたので、
塩をひとつまみ入れたら、たちまちおいしくなりました。
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『世界を動かした塩の物語』 
マーク・カーランスキー=作 S.D.シンドラー=絵
遠藤育枝=訳 BL出版 

世界を動かした塩の物語

塩が、世界を動かしていた時代がありました。
現在の石油のように、たいへん貴重なものとして扱われていたのです。
塩には重い税金がかけられ、塩をもつ者が富をもちました。
他にも、塩にまつわるびっくり話がいっぱい。
給料(サラリー)や兵士(ソルジャー)は、塩(サル)が語源なのだとか。
理由は、本を読んで納得してください。

必ず誰の家のキッチンにもあるもの、塩。
そこにあることが、あまりに当たり前すぎて、
塩のことをじっくりと考えたことなんてありませんでした。
身近なものにでも、もちろん歴史があって、
それにまつわる興味深い話をひっそりと隠し持っています。
知るって、なんてたのしいことでしょう。
塩をきっかけに歴史、化学、地理、そして政治にも興味がわきます。


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by kangaroo-books | 2009-11-13 20:12 | 【くいしんぼう】の本棚

カレーライスがやってきた

八ヶ岳のふもとに、大好きなカレー屋さんがあります。
わたしたち夫婦は、時々ここのカレーが食べたくて仕方が無くなります。
長時間煮込んだ大きなお肉の柔らかさが、感動もののポークカレー。
目玉焼きが2つと、分厚いベーコンが2枚のった迫力のベーコンエッグカレー。
2、3ヶ月おきに、カレー食べたい病にかかると、車を飛ばして2時間。
カレーを食べるためだけに、八ヶ岳に向かいます。
2時間の価値があるカレーなのです!あ~、食べたくなってきた。
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『カレーライスがやってきた』  
森枝卓士=文・写真 福音館書店 

カレーライスがやってきた (たくさんのふしぎ傑作集)

カエルカレー!食べてみたい?
それとも、絶対に食べたくない?
カエルカレーは、100年以上前の本『西洋料理指南』に出てくる、
日本ではじめて作られたカレーライスです。
材料は、カエル、タイ、エビ、アサリ、ネギ、
しょうが、にんにく、バター、カレー粉、小麦粉、塩
レシピに忠実に作ってみると、出来上がったのは、
わたしたちの想像するカレーライスとはほど遠いものでした。

では、カエルカレーは、いったいどこから日本にやってきたのでしょう?
そして、わたし達になじみ深いじゃがいもと、人参と、玉ねぎと、
肉の入ったカレーは、いつ頃、どうやってできたのでしょう?
著者はカエルカレーの故郷を探して、世界中を旅しながら、カレーを食べまくります。

カレー好きなら、きっと気になるタイトルでしょ。
外国のこと、食べ物のこと、歴史いろんな興味のきっかけになりそうな本です。


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 たとえば・・・
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by kangaroo-books | 2009-10-29 19:31 | 【くいしんぼう】の本棚

サンドイッチ サンドイッチ

はじめてフランスに行った時、一番感動したのはパンでした。
歴史ある町並みでも、数ある素晴らしい美術品でも、
パリジェンヌたちのおしゃれな装いでもなく、断然パンのおいしさでした。
特にサンドイッチは、ハムとチーズだけのシンプルなものから、
サラダニソワーズの具がはいったボリュームたっぷりのものまで、
どれもほっぺたが落ちそうなほどおいしくて、
サンドイッチがこんなにごちそうだったとは!とびっくりしたのでした。
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『サンドイッチ サンドイッチ』  
小西英子=作 福音館書店 

サンドイッチ  サンドイッチ (幼児絵本シリーズ)

たべもの絵本の一番たいせつなことは、
おいしそうなこと。読むと食べたくなること。

サンドイッチ サンドイッチ さあつくろう!
パンはふわふわしっとり、キメが細かいものを選んで
カロリーなんか気にせずにバターをたっぷり (マーガリンは厳禁!)
レタスはシャキシャキ、トマトは瑞々しく、
チーズとハムは、上等なものを
きゅうりに、たまごに、マヨネーズ
最後にパンをもう一枚のせたら、
よく切れる包丁で、スパッと切って出来上がり。

作者の小西英子さんは、サンドイッチ作りの達人に違いありません。
読むたびに、おなかがグーと鳴って、サンドイッチが作りたくなります。
最後のページにコップに入った牛乳が描かれているところも、よくわかっていらっしゃる。
サンドイッチには、やっぱり牛乳ですよね。


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by kangaroo-books | 2009-10-20 20:03 | 【くいしんぼう】の本棚

トレッリおばあちゃんのスペシャル・メニュー

美味しそうな食べ物が出てくるおはなしが大好きです。
特に、主人公が料理するシーンがでてくると、よりいっそう好きになってしまいます。
真似をして、作りたくなってしまいます。
というわけで、作ってみました。

カヴァテッリという名前のパスタです。
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もちろん、生パスタですよ!
セモリナ粉をよーくこねて、小さく切って、指でくるんと小舟の形を作ります。
小舟に見えないかしら。初パスタ作りなので、大目に見てね。
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このお料理がでてくるおはなしは、こちら。
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『トレッリおばあちゃんのスペシャル・メニュー』  
シャロン・クリーチ=作 せなあいこ=訳 評論社 




幼なじみで、ずうっと親友だと思っていたベイリーと、ひどいけんかをしてしまったロージー。
ベイリーがなぜ怒ったのかわからず、ロージーは腹をたてます。

そこへ、大好きなトレッリおばあちゃんがやってきます。
「スープがいるわね」おばあちゃんは、言いました。
深鍋に、セロリ、ニンジン、タマネギ、マッシュルームに、チキンを入れます。
それから、塩、胡椒、ちょっぴりおしょうゆ。
キッチンが、いい匂いでいっぱいになったころ、おばあちゃんが言い出します。
「さて、と。ロージー、それでいったい何があったんだい?」
人生経験豊富なおばあちゃんは、何でもお見通し。
おばあちゃんは、何気ない思い出話をしながら、
こんがらがったロージーの気持ちをほどいてゆきます。

台所で伝えられるのは、料理の味だけではなくて、人生の知恵や、自分のルーツ。
女同士は、一緒に料理をしながら、代々大切なものを引き継いできたのかもしれません。
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カヴァテッリは、2章でおばあちゃんと、ロージーと、ベイリーが一緒に作るパスタです。
トマトソースには、スペアリブとミートボールを加えて、食べる時には別のボウルに盛ります。
わが家でも、トレッリおばあちゃんのレシピに忠実に作ってみました。
モチモチした食感で、とってもおいしくできました!
休日のパスタ作り、はまりそうです。


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by kangaroo-books | 2009-10-07 19:16 | 【くいしんぼう】の本棚

しろくまちゃんのほっとけーき

休日の朝ごはんは、ホットケーキが定番です。
わが家では、ホットケーキはだんなさんの担当。
おふとんの中で、ぬくぬくと惰眠をむさぼっていると、
ホットケーキの甘い香りと、がりがりとコーヒーを挽く音が。
あ~、幸せ。

うちのだんなさんのホットケーキは、かなり美味しいと友人の間でも評判です。
でも、朝ごはんの時しか作ってくれないので、うちに泊まらないと食べられません。
ホットケーキミックスの銘柄やら、牛乳の分量や、おいしい卵を研究して作った
彼独自の秘密のレシピがあるそうです。なんでも、ヨーグルトが隠し味なのだとか。
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『しろくまちゃんのほっとけーき』  
わかやまけん=作 こぐま社 




「わたし ほっとけーき つくるのよ」
しろくまちゃんは、お母さんと一緒にホットケーキを作ります。
道具を用意して、材料をそろえて、一生懸命作ります。
おいしく出来上がったら、ともだちのこぐまちゃんと一緒に食べましょう。
自分で作ったものは、とびっきりおいしいね、しろくまちゃん。

小さな頃、この絵本を何度読んだことでしょう。
今でも、ホットケーキのフライパンをのぞくと、ついつい言ってしまいます。

ぽたあん どろどろ ぴちぴちぴち ぷつぷつ やけたかな まあだまだ
しゅっ ぺたん ふくふく くんくん ぽいっ はい、できあがり



そうそう、わたしが幼い頃と、今とでは結末が少し変わっています。
25刷目までは、「ふたりで おさらを あらいます ほら あわの ほっとけーきだね」
それ以降は、「ふたりで おさらを あらいます いっぱいたべたね おいしかったね」に変わりました。
みなさんが読んだ絵本は、どちらでしたか?
お母さん世代は「あわのほっとけーき」の方を読んでいたのではないかな。
そんな話ができるのも、世代を越えて読み継がれていく絵本ならではの素晴らしさ、楽しさです。

この絵本、最近点字付きのものが出版されました。
ホットケーキの焼け具合も、触り心地でわかるようになっているのです。
目が見えない子も、目が見える子も、一緒に読むことができます。
しろくまちゃんとこぐまちゃんは、ますます多くの子ども達を楽しませるのですね!


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by kangaroo-books | 2009-09-29 18:45 | 【くいしんぼう】の本棚

ひみつのカレーライス

『ひみつのカレーライス』 
井上荒野=作 田中清代=絵 アリス館 




みんなが大好きなカレーライス。
カレーライスはどうやって作るか知っているかな?
肉と、玉ねぎと、人参と、ジャガイモを炒めて、お水を入れて、カレールーを入れて・・・
じゃあ、ひみつのカレーライスは、どうやってできると思う??
こんなふうにできるのです。


カレーライスが大好きな、フミオの家族。
今日もみんなで「おいしい、おいしい」と食べていたら・・・

かりっ。
「あれっ?」

フミオの口の中から、小さな黒いつぶが出てきました。
黒いつぶの正体は、世にも珍しいカレーのたねだったのです。

庭にカレーのたねをまくと、カレーの芽が出ました。
水をたっぷりやると、カレーの芽はぐんぐんのびて・・・

ひみつのカレーライスができました!
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おはなしも、絵もユーモア満点。
おはなしを考えたのは、井上荒野さんです。
直木賞作家として知られていますが、絵本の訳もしていらっしゃいます。
福音館書店から出版されている訳書『あなたがうまれたひ』と『海へさがしに』が
好きだったので、絵本を作ったと知って期待して読みました。
大人の恋愛を描く方が、こんなにたのしい子どもの本を作ったなんて、びっくり!
ページを開くたびに、笑っちゃいます。


まず、一つ目の笑いどころは、フミオの家族。
インテリっぽいお父さんと、昭和美人風のお母さん。
この2人は、なぜかいつも和服です。
お父さんの職業が気になるところです。
書斎の膨大な本の山から察するに、学者さんかしら?
両親が和服なのに対して、フミオは半ズボン、白シャツ、白くつしたに、ベスト。
いかにもお坊ちゃんファッションです。

人が良さそうなお父さんと、ほんのり艶っぽいお母さんと、
無邪気なフミオが、カレーライスを食べる平和な風景は、なぜかクスリと笑えます。


そして、二つ目の笑いどころは、カレーの舞。
まいたカレーのたねが芽をだすように、3人は神妙に踊ります。
カレースキスキ、カレーノタネガ、カレースクスク、カレーガミノル・・・

そこから先は、もう笑いっぱなし。
カレーライスのたねから、
芽がでて、お皿の葉っぱが生えて、
福神漬けの花が咲きました。
次にできるのは、もちろん実。
それはもういい匂いのする、カレーの実と、ライスの実。
匂いにつられて、近所の人も集まってきました。


驚きの展開なのだけれど、カレーライスという身近な食べ物のおはなしなので、
もしかしたら、そんなこともあったりして・・・
なーんて、楽しい想像がふくらみます。
庭木がカレーの木なんて、いいかも。

カレーのたねは不思議な形をしているけれど、これはお鍋の形かしら?
みなさん、カレーを食べる時には、たねにご注意!
うっかり飲みこまないようにね。

★おはなし会で使うには・・・
 5・6歳~
 大きくて、迫力のある絵なので、大人数のおはなし会でも使えます。
 小学生にも大ウケです!

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by kangaroo-books | 2009-08-23 00:06 | 【くいしんぼう】の本棚