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しゃっくりがいこつ

ヒック、ヒック、ヒック・・・
みなさんは、最近しゃっくりが出たことありますか?
そういえば大人になってからしゃっくりが出ないなあ。
という人も多いようですが、わたしは頻繁に出ます。
時には、仕事中にも。
「ごへん ヒック きゃく  ヒック  です  ヒック か?  ヒック ヒック
なんて、言ってしまいよく笑われます。
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『しゃっくりがいこつ』 
マージェリー・カイラー=作 S.D.シンドラー=絵 
黒宮純子=訳 セーラー出版 




がいこつが朝起きると、しゃっくりが出ていました。 
シャワーをあびても、歯をみがいても、骨のお手入れをしても 、
ハロウィンのおばけかぼちゃを作っても、落ち葉かきをしても、
しゃっくりは止まりません。

なんとかして止めようと、オバケと一緒に試行錯誤。
目玉を押しても、      ヒック、ヒック、ヒック
お砂糖を飲みこんでも、      ヒック、ヒック、ヒック
逆立ちして水を飲んでも、      ヒック、ヒック、ヒック、ヒック、ヒック
やっぱり止まりません。
そこで、オバケが取り出したのは、鏡。
さて、がいこつのしゃっくりはどうしたら止まるのでしょうか?


今日のハロウィンおはなし会で読みました。
2歳児、3歳児も「ヒック、ヒック」言いながら、楽しんで聞いてくれましたよ。
小学生たちは、もっとシュールなところで笑っていました。
歯みがき中のがいこつのあごがはずれちゃうところや、
逆立ちして水を飲むと、水が漏れちゃうところ。
『しゃっくりがいこつ』の後は、ホネつながりで『ホネホネどうぶつえん』
読みました。こちらも大ウケ!ホネホネおはなし会でした。


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 たとえば・・・
 ● 幼稚園での読み聞かせに向いているクリスマスの絵本は?
 ● 絵本から読み物へのステップになるような本を探している
 ● あたらしい絵本の中からおすすめを教えて!       などなど 
 
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by kangaroo-books | 2009-10-31 19:42 | 【わははユーモア】の本棚

こぎつねコンチ

ありがたいことに、わたしの子ども時代の絵本体験はとても恵まれたものでした。
母は、毎晩わたしが飽きるまで何冊でも読んでくれましたし、時々、父も読んでくれました。
今でも現役のたくさんのいい絵本たちに出会わせてくれた、両親にとても感謝しています。

こんなことを言ったら、贅沢だ!と怒られそうですが、ただひとつ、
こんな本にも出会いたかったと感じるものもあります。それは、読み物の本。
わたしは、絵本ではない読み物の本を読み聞かせてもらった経験がないのです。
うちのだんなさんは、『いやいやえん』を毎晩一章ずつ読み聞かせてもらっていたそうです。
わたしの話はすぐに忘れるくせに、『いやいやえん』のことはほんとうによく覚えています。
よっぽど、印象深かったのでしょうね。
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『こぎつねコンチ』  
中川李枝子=作 山脇百合子=絵 のら書店 




きつねはらっぱに住む、こぎつねコンチとおかあさんの12の物語。

5月のある日、コンチはきつねはらっぱで花をつんでいるつねこちゃんに会いました。
つねこちゃんから、今日が母の日だと聞いたコンチは、
自分の宝物の卵みたいな形の白い石を、おかあさんにあげることにしました。
けれども、それを聞いたつねこちゃんは「あら、石ころなんてひどい」と言います。
おかあさんは、コンチのおくりものを喜んでくれるでしょうか?       「おくりもの」

ある朝、目を覚ましたコンチは、畑でいちごつみをしました。
コンチのつんだ立派ないちごは、朝ごはんになりました。
ところが、コンチは鼻先にもってきて、匂いをかいでは、
ちょっぴりなめてみるだけで、なかなか口に入れません。
食べるのがもったいないから、いちごをブローチにしたいというコンチ。
おかあさんは、笑ってコンチのシャツをぬがすと、
赤と緑の糸で、いちごの刺繍をしてくれました。                「いちご」


『ぐりとぐら』や、『いやいやえん』と同じく、
中川李枝子さんと山脇百合子さん姉妹によるおはなし。
この2人の本は、どれもやさしくて、あたたかくて、かわいらしくて、
古びなくて、まるで本の魔法がかかっているかのようです。
1話ずつは、とても短いので3歳くらいから楽しめます。
春夏秋冬、それぞれの季節のおはなしを親子で楽しむのは、
なんと素敵なことでしょう。


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by kangaroo-books | 2009-10-30 21:31 | 【なかよし家族】の本棚

カレーライスがやってきた

八ヶ岳のふもとに、大好きなカレー屋さんがあります。
わたしたち夫婦は、時々ここのカレーが食べたくて仕方が無くなります。
長時間煮込んだ大きなお肉の柔らかさが、感動もののポークカレー。
目玉焼きが2つと、分厚いベーコンが2枚のった迫力のベーコンエッグカレー。
2、3ヶ月おきに、カレー食べたい病にかかると、車を飛ばして2時間。
カレーを食べるためだけに、八ヶ岳に向かいます。
2時間の価値があるカレーなのです!あ~、食べたくなってきた。
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『カレーライスがやってきた』  
森枝卓士=文・写真 福音館書店 

カレーライスがやってきた (たくさんのふしぎ傑作集)

カエルカレー!食べてみたい?
それとも、絶対に食べたくない?
カエルカレーは、100年以上前の本『西洋料理指南』に出てくる、
日本ではじめて作られたカレーライスです。
材料は、カエル、タイ、エビ、アサリ、ネギ、
しょうが、にんにく、バター、カレー粉、小麦粉、塩
レシピに忠実に作ってみると、出来上がったのは、
わたしたちの想像するカレーライスとはほど遠いものでした。

では、カエルカレーは、いったいどこから日本にやってきたのでしょう?
そして、わたし達になじみ深いじゃがいもと、人参と、玉ねぎと、
肉の入ったカレーは、いつ頃、どうやってできたのでしょう?
著者はカエルカレーの故郷を探して、世界中を旅しながら、カレーを食べまくります。

カレー好きなら、きっと気になるタイトルでしょ。
外国のこと、食べ物のこと、歴史いろんな興味のきっかけになりそうな本です。


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by kangaroo-books | 2009-10-29 19:31 | 【くいしんぼう】の本棚

小さい魔女

近所の商店街では、ハロウィンの飾りつけがされています。
街路樹にガイコツがつるされていたり、街灯の下に魔女が飛んでいたり。
飲み会の帰りに、ほろ酔いで歩いていたら、
花壇の中に、一つ目小僧がちょこんと座っていてビビりました。
おいおい、君もハロウィンですか。
よく見てみると、頭に三角巾をつけた幽霊も、ろくろ首もいます。
和洋折衷ハロウィン、大賑わいです。
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『小さい魔女』  
プロイスラー=作 大塚勇三=訳 学研 

小さい魔女 (新しい世界の童話シリーズ)

昔むかし深い森の奥に、小さい魔女が口の聞けるカラス、
アブラクサスと一緒に住んでいました。
魔女の年は、たったの127歳。
魔女の世界では、まだまだひよっこです。
けれども、小さな魔女は、毎年ワルプルギスの夜にブロッケン山で行われる、
大きい魔女たちのおどりに行ってみたくてたまりません。
アブラクサスが止めるのも聞かず、ブロッケン山へ行き、
こっそりと大きい魔女たちのおどりに加わりました。
ところが、小さい魔女はうっかりして、うぬぼれやで、いじわるな
あらしの魔女ルンプンペルおばさんに見つかってしまったのです。

魔女のおかしらの前に連れて行かれた小さい魔女は、
来年までによい魔女になっていれば、次のワルプルギスのお祭りに
参加してもよいと言われて、はりきります。
たくさん勉強してよい魔女になること、
ルンプンペルおばさんに仕返しすることを心に決めて、
修行にはげむ小さい魔女ですが、何をやっても失敗ばかり・・・
小さい魔女は、よい魔女になれるのでしょうか。




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by kangaroo-books | 2009-10-28 23:43 | 【魔法!魔法!】の本棚

たべたのだあれ

今日は、幼稚園に行って出張おはなし会をしました。
普段、図書館でのおはなし会に集まる子たちは、毎回メンバーが違って、
それぞれにお母さんや、お父さんと一緒に楽しんでくれます。
それに対して、今日のように幼稚園では、いつも一緒にいる集団に対しての
おはなし会なので、子どもたちに一体感があります。
そして、集団パワーがすごい!圧倒されてしまいそうでした。
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『たべたのだあれ』  
五味太郎=作 文化出版局 

たべたのだあれ (どうぶつあれあれえほん)

くいしんぼうの動物たちが、いろいろな食べ物を食べてしまいました。
さくらんぼ たべたの だあれ
いちご たべたの だあれ
めだやまき たべたの だあれ

よ~く見ると、たべたのが誰だかわかりますよ。

動物たちが食べた物が、隠し絵になっています。
しっぽが、さくらんぼになったぞう
鼻が、いちごになったライオン
体の模様が、めだまやきになったうし
五味太郎さんの絵はユーモアたっぷりで、大人も笑ってしまいます。
同シリーズの『かくしたのだあれ』も面白いですよ。

わたしのお気に入りのページは、
サンドイッチ模様になってしまったヘビと、
体の下半分が、ミルク色に染まってしまったカラス

意外に気付いている方が少ないのですが、この絵本、見返しまで遊び心が隠されているのです。
表見返しと、裏見返しを見比べてみてください。
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今日の幼稚園生たちは、みんなそろって大声で答えてくれました。
元気いっぱいです。
そして、帰り際には「帰っちゃダメ~」と、車のところまで見送ってくれました。
後ろ髪引かれつつ、帰ってきました。


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by kangaroo-books | 2009-10-27 18:10 | 【あそぼう!】の本棚

落ち葉

こんな悪天候の日には、部屋でぬくぬくと読書をするに限ります。
コーヒーと、おいしいお菓子と、ブランケットがあれば準備万端!
今日読んだ物語の舞台は、太平洋に浮かぶ常夏の島。
本の世界に没頭していて、ふっと気付くともう夕方です。
窓を開けてみると、雨はやんでいて、
ベランダに鮮やかな赤と黄色の落ち葉が数枚落ちていました。
ああ、そうだ!ここは日本で、今は秋だった。はっと我に返るのでした。
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『落ち葉』  
平山和子=文と絵 平山英三=構成と写真 福音館書店 

落ち葉

黒姫山の麓に住む、作者の平山和子さんは、
散歩の途中ひろった一枚の落ち葉の美しさに魅かれ、
「どうにかして、美しいすがたを残しておけないものだろうか」と、それを描きました。
紙面には、本物と見まごうばかりの赤や黄色の落ち葉が並びます。
モミジ、イタヤカエデ、サクラ、ヤマブドウ・・・
さまざまな形の、色鮮やかな落ち葉が美しいのはもちろんのこと、
虫に食べられて穴が開いたり、ほとんど葉脈だけになってしまったりして、
朽ちていく途中の表情を見せる落ち葉も驚くほどに美しく、何度見ても見飽きません。

-私は、身近なところに、こんなにも美しいことがあることを
  うれしく思いながら、落ち葉を描いています。  (本文より)



平山和子さんは、『くだもの』や『おにぎり』の作者でもあります。
この2冊の絵本も、ほんとうに写実的な絵で、手をのばして食べたくなるほどです。
平山さんの絵を見ると、絵は写真よりも真実を伝えるのかもしれないと感じます。
平山さんの描く落ち葉は、本の間でそのまま朽ちていっても不思議はないほどです。


平山さんご夫妻は1年に1日だけ、ご自宅で「落ち葉美術館」をされていました。
残念ながら、その活動はもう辞められてしまいましたが、一度訪れてみたかったものです。




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by kangaroo-books | 2009-10-26 17:52 | 【秋によみたい】本棚

番ねずみのヤカちゃん

「子どもにもっと本好きになってもらいたいのだけれど、どうしたらいいですか?」
図書館にいると、おかあさん方からよくこんな質問をされます。
う~ん、困ってしまいます。しいてあげるなら・・・
 ● 無理やり読ませないこと
 ● でも、面白い本を子どもの手の届くところに置いておくこと
 ● 「読んで」という時には、必ず読んであげること

でも、なによりも一番は、
 ● おかあさんや、おとうさんが本を読むこと
 ● 時には、子どもの本も読んでみること

だけどね、本が好きじゃなくったって別にいいと思いますよ。
走るのが好きだったり、電車が好きだったり、ピアノが好きだったり、
絵を描くのが好きだったり、何かひとつ好きなものがあれば。
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『番ねずみのヤカちゃん』  
リチャード・ウィルバー=作 松岡享子=訳
大社玲子=絵 福音館書店 

番ねずみのヤカちゃん (世界傑作童話シリーズ)

ドドさんの家のかべとかべの隙間に、ねずみの一家が住んでいました。
ある日、おかあさんねずみは4匹の子ねずみを呼び集めて、
一人前のねずみになるために大事なことを3つ言って聞かせました。

1つ目 ・・・ 昼間は決して外を出歩いてはいけない
2つ目 ・・・ 台所で食べ物を食べたら、証拠を残さない
3つ目 ・・・ 決して音をたててはいけない

それを聞いてた3匹の子ねずみたちは、答えました。
「うん、わかったよ、おかあさん」
ところが、4番目の子ねずみだけは、こう答えました。
「うん、わかったよ、
      おかあさん」

このねずみが、ヤカちゃんです。
みんなに「やかましやのヤカちゃん」と呼ばれています。
ヤカちゃんの声は、まるでライオンのように大きくて、どうしても小さな声が出せないのです。

やがて、子ねずみたちは、自分の好きなところに行って、
自分で食べ物を見つけて、自分で暮らしていくようになるのですが・・・
ヤカちゃんのその大きな声のせいで、ねずみたちの存在がドドさんに知られてしまいます。
さあ、大変!
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今日、本が苦手だという小学校3年生の女の子におすすめした本です。
「まずは、おかあさんが読んであげてくださいね」
と、お渡ししたのですが、今ごろ一緒に読んでいるかなぁ。笑ってくれているかなぁ。

声が大きいことが短所だと思われていたヤカちゃんは、
それを生かして、立派な番ねずみになります。
(番ねずみってなに?と気になった方は、ぜひ読んでみてね。笑えます。)
短所に見えることだって、長所かもしれないよ。
だから、本が嫌いだって大丈夫、大丈夫。
でも、この1冊をたのしい!と感じて、本もいいじゃんと思ってくれたらうれしいな。




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by kangaroo-books | 2009-10-25 19:22

ぼくのかえりみち

今日は、学校司書さんたちの前で、絵本のおはなしをさせていただきました。
テーマは、「小学校での読み聞かせにおすすめの絵本」
ここ数年に出版された絵本を、たくさんかばんに詰め込んで出向きました。
話し始める前は、毎回決まって緊張するのですが、絵本を1冊読んで、
その本にまつわるあれこれを話はじめると、楽しくなってしまい
ついつい、夢中になってしゃべりすぎてしまうのがわたしの悪い癖。
今日は、時間ぴったりにちゃんと終わることができて、ほっとしました。
みなさん、熱心に聞いてくださりありがとうございました。

小学生の時、学校の中で一番好きだった場所は、図書室でした。
『ぼくは王さま』も、『魔女の宅急便』も、『ズッコケ三人組』シリーズも、
『クレヨン王国』シリーズも、少学校の図書室で出会いました。
本を読む子にとっても、本が苦手な子にとっても、図書室は楽しい場所であってほしいものです。
学校司書のみなさん、ひとりきりの職場はきっと大変だと思いますが、がんばってください!
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『ぼくのかえりみち』  
ひがしちから=作 BL出版 

ぼくのかえりみち

表紙には、ランドセルを背負って、道路を見つめる男の子がひとり。
キュッと結んだ口と、しっかり見開いた目には、並々ならぬ決意が見られます。
この男の子、そらくんの固い決意とは・・・
道路にひかれた白い線の上を、ずっと歩いて帰ることでした。
ゆっくり、ゆっくり・・・そろり、そろーり・・・
そらくんの大冒険がはじまります。落ちたら大変!
そらくんの目には、横断歩道は断崖絶壁、
工事のポールは地中深くから延びる棒に見えているのですから。
友だちからの遊びの誘惑にも負けず、障害物の数々も乗り越えてどんどん進み、
もうすぐうちというところで、そらくんの足はぴたりと止まってしまいます。
白い線が途切れていたのです。
さて、そらくんはちゃんとうちに帰り着けるのでしょうか?

子どもの想像力ってすごいですね。
彼らの想像力にかかれば、日常は瞬く間に大冒険に変わってしまいます。
子どもが、想像力の世界で遊んでいる時、大人は邪魔せず、そっと見守ってやりましょう。
それは、子どもの頃にしか経験できないかけがえのない時間、心を耕している時間なのですから。

結末に、満足感があり、読み聞かせにぴったりです。
ぜひ、小学校でのおはなし会で。
帰りの会で読んであげれば、みんな白い線を通って帰ること間違いなしです。


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by kangaroo-books | 2009-10-24 18:31 | 【夢中熱中】の本棚

いつかはきっと・・・

ちいちゃい頃は、たくさんの「いつか」を抱えていました。
大人になれば、「いつか」は叶って「今」になるのだから、
「いつかはきっと・・・」と思うことなんてなくなると思ってました。
でも、大人のわたしにも、抱えきれないほどの「いつか」があります。

いつかはきっと ・・・ お母さんになるのよ。おちびちゃんと一緒に、たくさん絵本を読むの
いつかはきっと ・・・ 森の中にある家に住むの。庭の木には、ハンモック!
いつかはきっと ・・・ 犬を飼うの。毛むくじゃらのモップみたいな犬
いつかはきっと ・・・ かわいいおばあちゃんになるの。おはなしが大得意なおばあちゃん
              子ども達が集まってきて、昔話や遠い国のお話を語るの

おばあちゃんになっても「いつかはきっと・・・」って、言っていると思うな。
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『いつかはきっと・・・』  
シャーロット・ゾロトフ=文 アーノルド・ローベル=絵 
やがわすみこ=訳 ほるぷ出版 




いつかはきっと ・・・ 女の子は、たくさんの願いを持っています。
小さな願い、大きな願い、ちょっとがんばったら叶いそうな願い、途方もない願い。
いつかはきっと ・・・ 夢見るだけで、女の子は幸せなのです。
でも、叶ったらもっと、もっと幸せ。きっと、叶うよ。

「エレンに-いまのうちにおよみ」という作者ゾロトウの言葉を読むと、
いつも胸のあたりがキュンとします。
たくさんの「いつか」に心を躍らせる女の子達に手渡したい絵本。

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わたしが、今いちばん強く願う「いつか」 それはね、
いつかはきっと ・・・ 子どもの本の本屋さんになるの。きっと、きっとなるの。

「いつか」を「今」にするために、少しずつ行動をはじめたところです。
図書館の仕事とは別に、絵本や、読み聞かせのお話をさせていただく
機会も、ほんのちょっとずつですが増えてきました。
実際に店舗を持って、商いをするのは、まだしばらく先になるかもしれませんが、
できることからやっていこうとワクワクしています。

そこで、ブログでも少しだけ新しい試みをしてみようと思います。

* 絵本探し、絵本選びのお手伝いをします *
例えば、
● 小5の読み聞かせにおすすめの節分の本は?
● 出産祝いにおすすめの絵本は?
● 10年前に読んだ児童書を探してほしい。   などなど 
 
絵本や、児童書に関することで、お困りのことがありましたら、
なんなりとコメントに書き込んでください。もちろん無償ですとも。
できる限り、お答えしていこうと思っています。


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by kangaroo-books | 2009-10-23 20:42 | 【大きくなるって素敵】の本棚

はじまるよ

今回のこどものとも0.1.2は、待ち遠しくて、待ち遠しくて・・・
なぜって、熊谷守一さんの作品が絵本になるからです。
熊谷守一を知ったのは、10年ほど前。
きっかけは、友人から届いた絵はがきでした。
その絵はがきには、なんともほがらかな顔をした三毛猫が描かれ、
脇に、小学生の落書きのような字でクマガイモリカズと書かれていました。
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『はじまるよ』  
熊谷守一=絵 ぱくきょんみ=文
福音館書店 こどものとも0.1.2

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熊谷守一は、1880年生まれの画家です。
晩年は、ほとんど外出せず、世捨て人のような暮らしをしたそうです。
写真を見ると、長い髭を生やした姿は、仙人か神さまのようです。
風貌にあらわれているように、後年の熊谷守一は、
自然の本質へと近づいていったのかもしれません。

彼の絵は、とことんシンプルだったり、抽象的だったりして、
のっぺりと一色で厚塗りされているにもかかわらず、
不思議なことに、実に生き生きとしていて、動き出しそうなのです。
蜂は、羽音が聞こえてきそうだし、
猫は、おひさまに当たった毛のぬくもりを感じそうだし、
鳥は、鳴き声が聞こえてきそうです。
自然の中で暮らし、自然を愛した人だからこそ描けた絵です。
さぞかし生命力あふれる人だったのでしょう。


熊谷守一さんの作品が絵本になると知って、楽しみな反面、
絵本というより、画集のようになってしまったら嫌だなあと心配もしていました。
作品のいくつかを選らんで、言葉をつけるだけで絵本になるのだろうか・・・と。
けれども、そんな心配はまったく無用でした。
ぱくきょんみさんの詩とぴったりと合って、すばらしい赤ちゃん絵本になっています。
以前、こどものとも年少版の『またあした』でも感じたのですが、
ぱくきょんみさんの言葉は、やさしくて、あたたかくて、飾っていなくて、
子どもの言葉みたいだなと思います。
子どもの言葉に似せたようにして頭を使って書く人はたくさんいるけれど、
ぱくさんはきっと、心から湧き出た言葉を書いているのだろうと感じます。

これからの赤ちゃんは、0歳から熊谷守一の絵を楽しめるのですね。
なんてうらやましいことでしょう!


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by kangaroo-books | 2009-10-22 21:00