<   2010年 02月 ( 7 )   > この月の画像一覧

ふゆめがっしょうだん

♪ずーくぼんじょ ずくぼんじょ ずっきんかぶって でてこらさい にょき

おはなし会でこのわらべうたを歌うと、春がくるぞーと実感します。
「ずくぼんじょ」とはつくしんぼのこと。調べてみると九州の方言だそうです。
毎年この時期になると、図書館近くの空き地にしゃがみこんで、
かわいいずきんをかぶって土からにょきっと顔を出したつくしを探します。
そして、元気のいいのを2,3本スカウトして、おはなし会に登場してもらうのです。

わらべうたのあそび方は・・・
 <下準備>  -子どもに見られないようにこっそり、手のひらの中につくしを隠します。
 <1回目>   -つくしを隠したまま、胸の前で両手を合わせて「ずーくぼんじょ・・・」と歌います。
            「にょき」のところで、つくしの先っぽを指先からほんの少し出します。
 <2回目>   -もう一度歌い、最後に「にょきにょき」ともう少し出します。
 <3回目>   -次は「にょきにょきにょき」ともっともっと伸ばします。
            子ども達のなかから一人に、「すっぽーん」と抜いてもらいます。
 <応用編>  -今度は子ども達がつくしになります。
            小さくしゃがんだところから、どんどん大きくなりながら歌って、
            最後にはお母さんにちびっこつくしを抜いてもらいます。


この季節だけたのしめるわらべうたあそびです。おうちでもぜひ。
もっと詳しく知りたい方は福音館書店の『にほんのわらべうた1 うめとさくら』をご覧下さい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『ふゆめがっしょうだん』 
冨成忠夫、茂木透=写真 長新太=文 
福音館書店 

ふゆめ がっしょうだん (かがくのとも傑作集)

春先は断然おさんぽがたのしい季節。
なずなも、からすのえんどうも、ほとけのざも顔を出したと思ったら、
いつの間にやらぐんぐん背をのばして、もう花をつけています。
顔を上に向けると、梅の花が咲きほこり、桜の枝もほんのり赤みを帯びてきたような。
冬芽たちもやわらかくなってきましたよ。

冬芽の写真に、長さんがユーモラスな歌をつけた絵本です。
冬芽のなかには、春に開く青葉が眠っています。
落葉した葉がついていた葉痕と呼ばれるところは、面白いことに顔に見えます。
馬の顔、コアラの顔、おじいさんの顔、小人の顔、女王様の顔・・・
ほらほら、冬芽のなかで眠っている青葉が開く前に、見つけてみてね。




a0139104_2020226.jpg
 
 たとえば・・・
 ● 幼稚園での読み聞かせに向いているおひなさまの絵本は?
 ● 絵本から読み物へのステップになるような本を探している
 ● あたらしい絵本の中からおすすめを教えて!       などなど 
 
 子どもの本に関することで、お困りのことがありましたら、
 なんなりとコメントに書き込んでください。できる限り、お答えします。


ブログランキングに参加中。クリックおねがいします!
にほんブログ村 本ブログ 絵本・児童書へ

[PR]
by kangaroo-books | 2010-02-27 21:32 | 【冬によみたい】本棚

ねえ、ほんよんで!

先日書いたように、実家の大改装することになったので、片付けに行ってきました。
みんなが力仕事をするなか、妊婦のわたしに割り当てられた仕事は、絵本の整理。
わたしと弟くんたちが幼い頃に読んでいた絵本が、ぜ~んぶ残っています。
他のものはポイポイ捨てる母ですが、本だけは捨てないでとっておいてくれたのです。
そして、今回も「孫と読むから」と捨てないことになりました。
1冊ずつ丁寧に拭いて、ダンボールに片付けたら丸一日かかってしまいました。

そして、その日の夕食の時間のたのしかったこと・・・
絵本のダンボールを食卓の近くに置いておいたら、まず晩酌中の父が1冊手に取りました。
「おっ、懐かしいな」 ビール片手に絵本をめくるおじさん1人。
それから、弟がダンボールをあさりはじめました。
「あっ、これなんとなく覚えてる」 ビール片手に絵本をめくるおじさん2人。
つられて、うちのだんなさんも。
「この絵本うちにもあったよ」 ビール片手に絵本をめくるおじさん3人。
微笑ましいような、でもどこかあやしげ、おかしな光景。
名付けて、絵本居酒屋の夕べ。
お料理を準備しながら、その絵本にまつわる昔のエピソードを聞かせてくれる母と、
「他にもこんな絵本があるよ」と次の本を取り出して渡すわたしは店員さん、
おじさん3人がお客さんといったところでしょうか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『ねえ、ほんよんで!』 
レイン・マーロウ=作・絵 福本友美子=訳

ねえ、ほんよんで!

せっかちなうさぎくんと、のんびりやのかめくん。
遊びに行くときも、ごはんを食べるときも、ゲームをするときもゆっくりゆっくりなかめくんに、
うさぎくんは「はやく、はやく」と急かしてばかり。
うさぎくんが寝る時間になると、やっとかめくんは静かにカモミールのお茶を飲むことができます。
でも、うさぎくんはまだ眠くない様子。絵本を持ってきて、言いました。
「ねえ、ほんよんで!」
「ねえ、よんで、よんで、よんでー!」
かめくんが読み出すと、いつもせっかちなうさぎくんは・・・

この絵本は新しい本なので、子ども時代に読んだものではありませんが、はじめて読んだとき、
本を読んでもらううさぎくんの気持ちが小さいころの自分の気持ちとすっと重なりました。
絵本タイムは、うれしくて、ほっとして、それがずーっと続いてほしいと感じるのです。
だれかに「ねえ、ほんよんで」と言える時代を送った幸せ、
だれかと本を共有した幸せは、何年たっても色褪せません。

それから、余談ですが・・・
大のかめ好きのわたしには、かめくんがキャベツの下で眠る姿、
ちょこんと座ってカモミールのお茶を飲む姿がたまりません。
かめ好きのみなさん(少数派でしょうが・・・)、おすすめです!




a0139104_2020226.jpg
 
 たとえば・・・
 ● 幼稚園での読み聞かせに向いているおひなさまの絵本は?
 ● 絵本から読み物へのステップになるような本を探している
 ● あたらしい絵本の中からおすすめを教えて!       などなど 
 
 子どもの本に関することで、お困りのことがありましたら、
 なんなりとコメントに書き込んでください。できる限り、お答えします。


ブログランキングに参加中。クリックおねがいします!
にほんブログ村 本ブログ 絵本・児童書へ

[PR]
by kangaroo-books | 2010-02-25 08:45 | 【本がすき!】の本棚

いないいないばあ

瀬川康男さんが逝去されました。
瀬川さんは、わたしに絵本の楽しさを教えてくれた作家さんです。
わたしのファーストブックは、『いないいないばあ』でした。
その出会いは、もちろん記憶に残っていないほど幼いころのこと。
この紙を束ねたモノが「ほん」という名前で、それを開くと
うれしくなったり、わくわくしたり、ほっとしたりするということを、
赤ちゃんだったわたしはこの1冊から教えてもらったのです。
それから30年、そしてきっとこれからもずっと続く、
本とわたしとのおつきあいのはじめの一歩でした。
それが、『いないいないばあ』でよかったなぁと、この絵本を開くたびに思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『いないいないばあ』 
松谷みよ子=文 瀬川康男=絵 童心社

いないいないばあ (松谷みよ子あかちゃんの本)

いない いない ばあ
にゃあにゃが ほらほら
いない いない ・・・
ばあ

体にも心にもしみこんだリズム。
おはなし会の時、この絵本だけは全くページを見なくとも自信を持って読めます。
「いないいないばあ」と動物たちが顔を出すと、ご機嫌ななめだった子もにっこりします。
この絵本に出会う赤ちゃんたちにとっては、にゃあにゃや、くまちゃんや、
こんこんぎつねが人生で最初のお友だちになるかもしれないのですね。
子どもの本を作ることって、とても素晴らしく、尊いお仕事です。
瀬川康男さん、絵本の楽しみを教えてくださってありがとうございました。
ご冥福をお祈りいたします。


a0139104_2020226.jpg
 
 たとえば・・・
 ● 幼稚園での読み聞かせに向いているおひなさまの絵本は?
 ● 絵本から読み物へのステップになるような本を探している
 ● あたらしい絵本の中からおすすめを教えて!       などなど 
 
 子どもの本に関することで、お困りのことがありましたら、
 なんなりとコメントに書き込んでください。できる限り、お答えします。


ブログランキングに参加中。クリックおねがいします!
にほんブログ村 本ブログ 絵本・児童書へ

[PR]
by kangaroo-books | 2010-02-23 06:57 | 【あそぼう!】の本棚

あぶくたった

今、ストーブの上であずきを煮ています。
本を読んだり、パソコンに向かったりしている時に、
部屋の片隅で、コトコトとひそやかにお豆が煮えていく様子は、
それだけであたたかく、うれしくなるものです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『あぶくたった』 
さいとうしのぶ=構成・絵 ひさかたチャイルド

あぶくたった―わらべうたえほん

今日あずきを煮ようと思ったのは、この絵本を読んだからです。
ねずみの家族が、♪あ~ぶくたった にえたった♪ と歌いながら、
あずきが煮えるのを待ちます。煮えたら、おもちを入れておしるこに。
昨日のおはなし会で読んだら、子どもたちは大合唱してくれました。
おはなし会の後に、「お昼はおしるこにしようか」「うん、そうしよう!」と
相談している親子を見ていたら、わたしも無性におしるこが食べたくなったというわけです。
ときどき、♪にえたかどうだかたべてみよ♪ と味見をするのもまたたのし。
明日の朝は、もちろんおしるこです。

ここ数年、たのしいわらべうた絵本がたくさん出版されています。
こぐま社から出ているましませつこさんと、こばやしえみこさんのシリーズ
ここで紹介した『ととけっこうよがあけた』は小さな人たちに大人気です。
やぎゅうげんいちろうさんの『いろいろおせわになりました』もいいですねぇ。
福音館からはこどものとも0・1・2でも、年に数冊わらべうた絵本が出ていますね。
わたしが幼稚園生のころは、わらべうたでよく遊んだものですが、
今の子どもたちはどうなのでしょう?
絵本で出会ったわらべうたが、生活の中、家族の中でも歌われているといいなぁと思います。


a0139104_2020226.jpg
 
 たとえば・・・
 ● 幼稚園での読み聞かせに向いているおひなさまの絵本は?
 ● 絵本から読み物へのステップになるような本を探している
 ● あたらしい絵本の中からおすすめを教えて!       などなど 
 
 子どもの本に関することで、お困りのことがありましたら、
 なんなりとコメントに書き込んでください。できる限り、お答えします。


ブログランキングに参加中。クリックおねがいします!
にほんブログ村 本ブログ 絵本・児童書へ

[PR]
by kangaroo-books | 2010-02-19 20:59 | 【あそぼう!】の本棚

あなたがうまれたひ

すこし前に、30回目の誕生日をむかえました。
今年の誕生日は、人生初の経験がひとつ。
おなかにおちびさんのいるはじめての誕生日だったのです!
ブログでは報告していなかったのですが、初夏におかあさんになります。
今までだって、この日は母がわたしを産んでくれた日として、そりゃあ特別な思いのある日でしたが、
今年は、わたしがおなかで過ごした誕生日までの十ヶ月あまりの日々へと思いを馳せました。
ぽっこりと出てきたおなかをなでながら、わたしもこんなに小さかったんだなとか、
母もこうやっておなかのわたしに話しかけていたのかななんて思っていたら、
無性にこの絵本が読みたくなりました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『あなたがうまれたひ』 
デブラ・フレイジャー=作 井上荒野=訳
福音館書店

あなたがうまれたひ (福音館のかがくのほん)

赤ちゃんが生まれる日は、家族だけでなく、
太陽や、月や、地球や、空気や、水や、世界中の動物たちすべてが、
赤ちゃんに出会う準備をすっかり整えたその日。
そして、赤ちゃんが外の世界のみんなに出会う準備を整えたその日。

うちのおちびさんの誕生日はいつになるのかな。
早く会いたいねぇ、でもすっかり準備を整えるまではあったかいおなかの中で、
ゆっくり、のんびりしているんだよ。
おなかをなでなで、おちびさんに話しかけながら、
30回目の「わたしがうまれたひ」を過ごしました。


a0139104_2020226.jpg
 
 たとえば・・・
 ● 幼稚園での読み聞かせに向いているおひなさまの絵本は?
 ● 絵本から読み物へのステップになるような本を探している
 ● あたらしい絵本の中からおすすめを教えて!       などなど 
 
 子どもの本に関することで、お困りのことがありましたら、
 なんなりとコメントに書き込んでください。できる限り、お答えします。


ブログランキングに参加中。クリックおねがいします!
にほんブログ村 本ブログ 絵本・児童書へ

[PR]
by kangaroo-books | 2010-02-16 20:20 | 【大きくなるって素敵】の本棚

ケーキやさんのゆうれい

大学生の頃、ケーキ屋さんでアルバイトをしていました。
お店のショーケースでいつもひときわ輝いていたのは、いちごのタルトでした。
お手伝いのわたしがへたを取ったり、半分に切ったりしている時には
どうってことないふつうのいちごが、ひとたび職人さんの手にかかり、
カスタードクリームの上に並べられると、どうして宝石みたいにキラキラするのだろうと、
いつも感心して眺めていたものです。
なんてことない材料が、とってもおいしいものに姿を変えてしまうのですから、
ケーキ作りって魔法みたい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『ケーキやさんのゆうれい』 
ジャクリーン・K・オグバン=作 マージョリー・プライスマン=絵
福本友美子=訳 フレーベル館 

ケーキやさんのゆうれい

コーラ・リー・メリウェザーさんの作るケーキは大人気でした。
ですからコーラ・リーが亡くなった時、すばらしいケーキが食べられなくなることを嘆いて、
町中の人が涙を流しました。
そして、メリウェザーケーキ店は売りに出されたのですが、
この建物にはコーラ・リーのゆうれいが住みついていたのです。
店を買った人々は、ゆうれいに嫌がらせをされて、店を手放してしまうのでした。
それから数年後、店を買ったのがアニーでした。
アニーはゆうれいに何をされてもへこたれません。
とうとうコーラ・リーのゆうれいは、アニーがあるケーキを作ることができたらならば
店を出ていき、台所をアニーにゆずることを約束します。そのケーキとは・・・
「胸がいっぱいになって、なみだがこぼれるほどすばらしいケーキ」
コーラ・リーなら作れるけれども、今までだれもコーラ・リーのためには
作ってくれなかったケーキなのだそうですが、アニーはこのケーキを作ることができるのでしょうか。

悪魔の心臓よりも黒ぐろとしたチョコレートケーキ、
天国にとんでいくほどふわふわなスポンジケーキ、
ふわふわのメレンゲパイ、つやつやのフルーツタルト、
さくさくのシュトーデル・・・
おいしそうなケーキが次から次へと出てきて、おなかが減ることうけあいです。

読みごたえのあるおはなしなので、自分で読むには中学年以上の子におすすめです。
読んであげるなら、年長さんくらいから大丈夫。


a0139104_2020226.jpg
 
 たとえば・・・
 ● 幼稚園での読み聞かせに向いているおひなさまの絵本は?
 ● 絵本から読み物へのステップになるような本を探している
 ● あたらしい絵本の中からおすすめを教えて!       などなど 
 
 子どもの本に関することで、お困りのことがありましたら、
 なんなりとコメントに書き込んでください。できる限り、お答えします。


ブログランキングに参加中。クリックおねがいします!
にほんブログ村 本ブログ 絵本・児童書へ

[PR]
by kangaroo-books | 2010-02-09 00:21 | 【くいしんぼう】の本棚

しらゆき べにばら

昔話には、まるで魔力のように子どもを惹きつける力があります。
おはなし会で、昔話の絵本を読んだり、語ったりする時、
タイトルを言うと子ども達は決まって、「しってるー」と言います。
でも話し出すと、口をぽかんと開けて聞き入ります。
昔話に限らず、子どもは何度も同じ絵本を読んでもらいたがるものだけれど、
昔話の場合は、それとはちょっと違う気がします。
まるではじめて聞くおはなしのように、びっくりしたり、よろこんだり、
彼ら自身が、今まさにここで体験しているかのように聞くのです。
そんな子ども達の顔を見ながら、うらやましいなぁと思いつつおはなし会をしています。
昔話の魔力は、大人には子どもほどには効きません。
何歳になったらとけてしまうのものなのでしょうか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『しらゆき べにばら』 
グリム童話 バーバラ・クーニー=絵 鈴木晶=訳
ほるぷ出版

しらゆき べにばら―グリム童話

これは、大人になってから出会った昔話です。
子どもがかかる昔話の魔力ほどではないけれど、
わたしはこの絵本を開く度に、はじめて読んだかのような気持ちになります。

あるところに、お母さんとふたりの娘がたのしく暮らしていました。
娘たちは庭に咲くバラのようだったので、しらゆきとべにばらと呼ばれていました。
冬のある日のこと、3人の住む家を大きなくまが訪ねてきました。
くまはしらゆきとべにばらに心を許して、すっかり仲良くなるのですが、
春になると、森へ帰っていきました。このくまの正体は・・・

このおはなしは、厳密に言えば昔話とは呼べないのかもしれません。
知ってのとおり、グリム兄弟はヨーロッパ各地で語りつがれていた話を採集して、
『グリム童話集』にまとめたのですが、『しらゆき べにばら』は別の人が創作した作品に、
さらにグリム兄弟が創作を加えてつくられたおはなしだそうです。
そのせいか、グリムの昔話にしては一風変わっています。
ふつう昔話は、一本道をずんずんと進んでいくように語られることが多く、
おはなしが脇道に反れることはあまりありません。
だから、風景や、主人公の細かな性格に言及することは少ないのですが、
このおはなしでは家の中の様子が細々と描写されている部分や、
しらゆきとべにばらの性格の違いに触れた部分が多く見られます。
それでいて、ベースは昔話の形をきちんと守っていて、
創作風な部分と、昔話がとても自然に調和しています。

長々と分析するようなことを書いてしまいましたが、小難しく考えずに読んでみてくださいね。
ゆっくりと読みながら、クーニーのすばらしい絵をじっくりと隅々までよく見てください。
正直に言うと、わたしはいい子が主人公の作品はあまり好きではないのですが、
しらゆきとべにばらは別。はじめて読んだ時から、大好きになってしまいました。
それは、きっとクーニーの絵の効果かな。


a0139104_2020226.jpg
 
 たとえば・・・
 ● 幼稚園での読み聞かせに向いている節分の絵本は?
 ● 絵本から読み物へのステップになるような本を探している
 ● あたらしい絵本の中からおすすめを教えて!       などなど 
 
 子どもの本に関することで、お困りのことがありましたら、
 なんなりとコメントに書き込んでください。できる限り、お答えします。


ブログランキングに参加中。クリックおねがいします!
にほんブログ村 本ブログ 絵本・児童書へ

[PR]
by kangaroo-books | 2010-02-02 19:39 | 【むかしむかし】の本棚