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ふしぎなしろねずみ

最近、韓流ブームです。
といっても、ドラマや歌ではありません。
韓国の絵本に、はまっています。

ここ数年、韓国からやってくる絵本は質が高くて、見逃せません。

秋の終わりに、ひと冬分のキムチ漬ける行事を描いた
「きょうはソンミのうちでキムチをつけるひ!」

韓国の田舎に住む女の子が主人公のかわいらしいおはなし
「よじはん よじはん」

お正月の晴れ着が目に鮮やかな
「ソルビム」「ソルビム2」

可憐で美しい赤い花に惹きつけられる
「あかいはなさいた」

絵もおはなしも新鮮で、韓国の絵本業界のパワーを思い知らされます。
少し前には、韓国の絵本はあまり目にすることはありませんでした。
最近では、おとなりの国の文化を、絵本でも知れるようになりました。
2つ国の子ども達が、同じおはなしを楽しんでいるのですね。
その子ども達が、いつか出会って、絵本の話で盛り上がるなんてこともあるかもしれません。
きっと、これから日本と韓国は、もっともっと近い国になっていくのでしょうね。
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『ふしぎなしろねずみ』  
チャン・チョルムン=文 ユン・ミスク=絵
かみやにじ=訳 岩波書店 




雨がしとしと降る日のことでした。
おじいさんは、すやすや昼寝。
おばあさんは、そばで縫い物をしていました。

すると、おじいさんの鼻からかさこそと音が聞こえます。
不思議に思ったおばあさんが、のぞいてみると、
おやまあ、おじいさんの鼻の穴を小さなしろねずみが、出たり入ったりしています。

そのうち、しろねずみは、ちょろちょろ外へ走り出て行きました。
おばあさんがこっそりついていってみると、しろねずみは、
田んぼをすぎ、村を出て、山道へとずんずん走っていき、
石垣の穴にするりと入ってしまいました。

しろねずみが自分のうちへ帰ったのだと思ったおばあさんは、
家に帰り、また縫い物をはじめました。
すると、しろねずみは戻ってきて、おじいさんの鼻の穴に入りました。

やがて、昼寝から目を覚ましたおじいさんは、
「おかしな夢をみた」と言います。

さて、おじいさんの見た夢とは・・・?

韓国に伝わる昔話の絵本です。

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by kangaroo-books | 2009-09-02 20:31 | 【むかしむかし】の本棚


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