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タグ:読み物:幼児~ ( 7 ) タグの人気記事

おはようスーちゃん

おちびさんがおなかにいる時、なぜか男の子だとばかり思っていました。
男の子がよかったというわけではないのだけれど、
きっと男の子に違いないと信じこんでいたのです。
だから8ヶ月を過ぎて、助産師さんから「女の子ですよ」と言われた時は、びっくり!
でも、同時にとってもうれしかった。

一緒にお料理したり、お菓子を作ったり、縫い物したり、編み物したり、
庭仕事をしたり、美術館に行ったり、お買い物に行ったりしよう。
わたしの好きなあの本も、あの本も、好きになってくれるかな。
もちろん男の子だったとしても同じように思ったでしょうが、
女同士のたのしみというのかな・・・
そんな思いがむくむくむくと湧いてきて、うふふと笑みがこぼれたのでした。

おはようスーちゃん

『おはようスーちゃん』
ジョーン・G・ロビンソン=作・絵
中川李枝子=訳
アリス館


窓に花模様のカーテンのかかった、黄色いドアの家に、
スーちゃんという小さい女の子が、パパとママと住んでいました。
女の子の小さな幸せがたくさんつまった9つのおはなし。

のびのびと健やかに育つスーちゃんはとてもかわいらしく、
見ているだけで心がほわほわとほぐれていくような、幸せな気持ちになります。
そして、いつも穏やかで、子どもと一緒に楽しみ、スーちゃんときちんと向き合うパパとママ。
ふたりは、わたしの理想の両親像です。
(そういえば、わたしは先日紹介した『ツバメ号とアマゾン号』でも、
『くんちゃんのだいりょこう』でも、こんな大人になりたいって言ってますね。
子どもの本の中には、お手本にしたい大人がたくさんいます。)

スーちゃんのパパとママは、
ともすると大人が見逃してしまいそうな子どもの小さな幸せを一緒に喜び、
大人がばかにしてしまいそうな子どもの小さな発見を一緒に驚きます。
作者のロビンソン自身が、子どもと一緒に喜んだり、驚いたりできるママだったのでしょうね。
作者の次女はスザンナ、きっとスーちゃんのモデルなのでしょう。
ちなみに同じ作者による作品、『くまのテディ・ロビンソン』には、
長女と同じ名前のデボラという名前の女の子が登場します。
お母さんにこんな物語を作ってもらった子ども達は幸せですね。

『おはようスーちゃん』をはじめて読んだ時、わたしは結婚したばかりでした。
子どももいなければ、当面その予定もなかったというのに、
女の子が生まれたら、絶対に一緒に読もう!とすぐに購入しました。
以来、本棚の片隅でちょこんと控えていたかわいい赤い表紙の本、
出番がくるまでは、あと3年ほどかかりそうです。
もう少し待っててね、スーちゃん。
by kangaroo-books | 2010-11-24 00:20 | 【キュートな女の子】の本棚

とうさんおはなしして

わたしの働く図書館に、今年もかっこいいパパさんたちがやってきました。
パパ’S絵本プロジェクトといって、全国の図書館や本屋さんなどで、
趣味で(趣味というところがポイントだとのこと!)おはなし会をしていらっしゃる方たちです。
平日はお仕事をしている普通のパパですが、月に数回エプロンをつけて、
パパ’S絵本プロジェクトのパパに変身します。
わが図書館にやってくるのは、今年で3回目だったのですが、
毎回とってもたのしいおはなし会をしてくださいます。
お父さんが絵本を読んでくれるのって、お母さんが読むのとは違ったおもしろさがあります。
絵本のセレクトも違うし、声のトーンやリズムも違う、きっと子どもの反応だって違うはず。
わたし自身、幼い頃にこの絵本だけは父に読んでもらうって決めていた本がありました。
お父さんと絵本と子どもの距離が、ちょっとずつ近づいていって、
お父さんが絵本を読んであげるのが、特別なことでなくなる日がくるといいなぁと願っています。
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『とうさんおはなしして』 
アーノルド・ローベル=作 三木卓=訳 
文化出版局 

とうさん おはなしして (ミセスこどもの本)

ベッドに入ったねずみの兄弟たちのために、とうさんねずみがおはなしをします。
七つのおはなしは、どれも即興で作ったような、軽快さとユーモアがあります。
語り口も、お父さんが話しているようなやさしいけれど、どこか男らしい感じなので、
この本はぜひ、タイトルのとおりお父さんに読んでもらいたいな。
わたしは、『のっぽくん ちびくん』がお気に入りです。

それにしても、アーノルド・ローベルは短編の名手ですね。
以前にここで紹介したがまくんとかえるくんシリーズ→や、『ふくろうくん』→も、
この絵本と同じように、10ページにも満たないような本当に短い作品がいくつか入っている
つくりになっているのですが、1話ずつインパクトがあって一度読むと忘れられません。
そして、短いなかにも、ローベルならではのおとぼけ感がちゃんと漂っている。
短くて面白いおはなしを書くのは、長くて面白いおはなしを書くのよりもきっと難しいのではないかと
思うのですが、ローベルのおはなしはどんなに短くてもちゃんと面白いのです。う~ん、すごい。

最後に補足。
上に書いた、わたしが父に読んでもらうと決めていた絵本は『どろぼうがっこう』です。
そのことについては、エピソードがたんとあるので、また今度。


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 たとえば・・・
 ● 幼稚園での読み聞かせに向いている節分の絵本は?
 ● 絵本から読み物へのステップになるような本を探している
 ● あたらしい絵本の中からおすすめを教えて!       などなど 
 
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by kangaroo-books | 2010-01-31 23:05

ふくろうくん

小さな頃は、とにかくひとりになるのが嫌で、母のおしりについてまわっていました。
母が洗濯物を干しに外に出ただけでビービー泣き、
ほんの数時間、祖母に預けられただけでビービー泣き、
幼稚園では、午前中いっぱいビービー泣いて過ごし、
夜になると、朝起きた時ひとりだったらどうしようと想像してオンオン泣くのです。
われながら、どうしようもなく手のかかる子だったと思います。
泣いてばかりいたことの記憶が残っているということは、
泣き虫病は、小学校入学くらいまで続いたのだと思います。
そんなわたしが、いつの間にか反骨精神のかたまりみたいになって、
泣くのは悲しい時よりも、くやしい時に変わり、
大学生になると嬉々として、ひとり暮らしを謳歌し、
結婚した今では、「たまにはひとりでのんびりしたい」なんてつぶやくのですから、
立派なおとなになったものです。
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『ふくろうくん』  
アーノルド・ローベル=作 三木卓=訳 
文化出版局 

ふくろうくん (ミセスこどもの本)

子どもの本を読んでいると、時々ひとりの達人に出会うことがあります。
なかでも、ふくろうくんはひとりを楽しむことにかけて名人級です。
寒い日に、冬を家に招き入れて、家の中が大変なことになってしまったり、
悲しいことを思い出して涙を流し、涙のお茶を入れたり・・・
とにかく、ひとりでいることに退屈しません。
もちろん誰かと一緒ににぎやかに暮らす方がいいに決まっているけれど、
ひとりできちんと暮らせることって、大人の条件のような気がします。
冬のおはなしが多いせいか、この時期になると決まって、
哀愁漂うふくろうくんの顔が見たくなって、この本を開きます。
5つのおはなし全てがすばらしく、三木卓さんの訳も絶妙です。


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by kangaroo-books | 2010-01-10 00:27 | 【冬によみたい】本棚

おもちゃ屋へいったトムテ

小人とおばけはきっといると信じています。
おばけには会いたくないけれど、小人にはいつか会ってみたいものです。
幼い頃、弟と一緒に小人探しに出かけたこともありました。
その時には、小人どころか、その形跡も見つけることができなかったけれど、
彼らは、意外にわたしたちのそばにいるのではないかなと思います。
とても長寿の彼らは、わたしたち大きな人たちのことをずっと、
ひっそりこっそりと見守ってくれているのではないかな。
今日、紹介するおはなしには、トムテという小人が出てきます。
トムテは、北欧の農家に住み、子どもや家畜を守ってくれると信じられています。
家に恵みを与えてくれるトムテは、サンタクロースのモデルだとも言われています。
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『おもちゃ屋へいったトムテ』 
エルサ・ベスコフ=作 菱木晃子=訳 
ささめやゆき=絵 福音館書店 

おもちゃ屋へいったトムテ (世界傑作童話シリーズ)


田舎の小さな家に、人形を作って暮らしを立てているふたりのむすめさんが住んでいました。
この家の床下には、むかしから小人のトムテの一家が暮らしていました。
トムテの息子ニッセとヌッセは、いたずらが大好き。
クリスマスのちかいある晩、むすめさん達が寝入ったあと、
人形と洋服を取り替えて遊んでいました。
突然起きてきたむすめさんに見つかりそうになったヌッセは、
あわてて人形のふりをして、そのまま町のおもちゃ屋さんへ送られてしまいました。

ぬいぐるみや人形たちと一緒にショーウィンドウに飾られたヌッセは、
人形のふりをしましたが、うっかりあくびをしたところを子どもに見られてしまいます。
それを見ていた子どもがよろこんでくれたことに気をよくしたヌッセは、少し大胆になり、
子どもだけが見ているときには、動いて見せて子ども達を笑わせました。
すると、おもちゃ屋のトムテ人形は飛ぶように売れるようになり・・・

ヌッセは、子ども達にも、おもちゃ屋にも、田舎のむすめさんたちにも
よろこびをはこんでくれました。
まるで、ヌッセがサンタクロースのようです。


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 たとえば・・・
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by kangaroo-books | 2009-12-21 20:12 | 【クリスマス】の本棚

こぎつねコンチ

ありがたいことに、わたしの子ども時代の絵本体験はとても恵まれたものでした。
母は、毎晩わたしが飽きるまで何冊でも読んでくれましたし、時々、父も読んでくれました。
今でも現役のたくさんのいい絵本たちに出会わせてくれた、両親にとても感謝しています。

こんなことを言ったら、贅沢だ!と怒られそうですが、ただひとつ、
こんな本にも出会いたかったと感じるものもあります。それは、読み物の本。
わたしは、絵本ではない読み物の本を読み聞かせてもらった経験がないのです。
うちのだんなさんは、『いやいやえん』を毎晩一章ずつ読み聞かせてもらっていたそうです。
わたしの話はすぐに忘れるくせに、『いやいやえん』のことはほんとうによく覚えています。
よっぽど、印象深かったのでしょうね。
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『こぎつねコンチ』  
中川李枝子=作 山脇百合子=絵 のら書店 




きつねはらっぱに住む、こぎつねコンチとおかあさんの12の物語。

5月のある日、コンチはきつねはらっぱで花をつんでいるつねこちゃんに会いました。
つねこちゃんから、今日が母の日だと聞いたコンチは、
自分の宝物の卵みたいな形の白い石を、おかあさんにあげることにしました。
けれども、それを聞いたつねこちゃんは「あら、石ころなんてひどい」と言います。
おかあさんは、コンチのおくりものを喜んでくれるでしょうか?       「おくりもの」

ある朝、目を覚ましたコンチは、畑でいちごつみをしました。
コンチのつんだ立派ないちごは、朝ごはんになりました。
ところが、コンチは鼻先にもってきて、匂いをかいでは、
ちょっぴりなめてみるだけで、なかなか口に入れません。
食べるのがもったいないから、いちごをブローチにしたいというコンチ。
おかあさんは、笑ってコンチのシャツをぬがすと、
赤と緑の糸で、いちごの刺繍をしてくれました。                「いちご」


『ぐりとぐら』や、『いやいやえん』と同じく、
中川李枝子さんと山脇百合子さん姉妹によるおはなし。
この2人の本は、どれもやさしくて、あたたかくて、かわいらしくて、
古びなくて、まるで本の魔法がかかっているかのようです。
1話ずつは、とても短いので3歳くらいから楽しめます。
春夏秋冬、それぞれの季節のおはなしを親子で楽しむのは、
なんと素敵なことでしょう。


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by kangaroo-books | 2009-10-30 21:31 | 【なかよし家族】の本棚

番ねずみのヤカちゃん

「子どもにもっと本好きになってもらいたいのだけれど、どうしたらいいですか?」
図書館にいると、おかあさん方からよくこんな質問をされます。
う~ん、困ってしまいます。しいてあげるなら・・・
 ● 無理やり読ませないこと
 ● でも、面白い本を子どもの手の届くところに置いておくこと
 ● 「読んで」という時には、必ず読んであげること

でも、なによりも一番は、
 ● おかあさんや、おとうさんが本を読むこと
 ● 時には、子どもの本も読んでみること

だけどね、本が好きじゃなくったって別にいいと思いますよ。
走るのが好きだったり、電車が好きだったり、ピアノが好きだったり、
絵を描くのが好きだったり、何かひとつ好きなものがあれば。
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『番ねずみのヤカちゃん』  
リチャード・ウィルバー=作 松岡享子=訳
大社玲子=絵 福音館書店 

番ねずみのヤカちゃん (世界傑作童話シリーズ)

ドドさんの家のかべとかべの隙間に、ねずみの一家が住んでいました。
ある日、おかあさんねずみは4匹の子ねずみを呼び集めて、
一人前のねずみになるために大事なことを3つ言って聞かせました。

1つ目 ・・・ 昼間は決して外を出歩いてはいけない
2つ目 ・・・ 台所で食べ物を食べたら、証拠を残さない
3つ目 ・・・ 決して音をたててはいけない

それを聞いてた3匹の子ねずみたちは、答えました。
「うん、わかったよ、おかあさん」
ところが、4番目の子ねずみだけは、こう答えました。
「うん、わかったよ、
      おかあさん」

このねずみが、ヤカちゃんです。
みんなに「やかましやのヤカちゃん」と呼ばれています。
ヤカちゃんの声は、まるでライオンのように大きくて、どうしても小さな声が出せないのです。

やがて、子ねずみたちは、自分の好きなところに行って、
自分で食べ物を見つけて、自分で暮らしていくようになるのですが・・・
ヤカちゃんのその大きな声のせいで、ねずみたちの存在がドドさんに知られてしまいます。
さあ、大変!
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今日、本が苦手だという小学校3年生の女の子におすすめした本です。
「まずは、おかあさんが読んであげてくださいね」
と、お渡ししたのですが、今ごろ一緒に読んでいるかなぁ。笑ってくれているかなぁ。

声が大きいことが短所だと思われていたヤカちゃんは、
それを生かして、立派な番ねずみになります。
(番ねずみってなに?と気になった方は、ぜひ読んでみてね。笑えます。)
短所に見えることだって、長所かもしれないよ。
だから、本が嫌いだって大丈夫、大丈夫。
でも、この1冊をたのしい!と感じて、本もいいじゃんと思ってくれたらうれしいな。




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 たとえば・・・
 ● 小5の読み聞かせにおすすめの節分の本は?
 ● 出産祝いにおすすめの絵本は?
 ● 10年前に読んだ児童書を探してほしい。   などなど 
 
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by kangaroo-books | 2009-10-25 19:22

だいじなとどけもの

ここ数日、くまさんの登場する本ばかり読んでいます。
だんなさんには、「くま強化週間なの?」なんて言われています。
強化週間というわけではないのですが、図書館でくまの本の展示をしているのです。
準備をしていると、アレもコレも読みたくなってしまい、家にあるくまの本を片っ端から読む毎日です。
子ども達よりも、企画したわたしが一番夢中になってどうする!って感じですが・・・

プーさん、くんちゃん、こぐまのくまくん、テディ・ロビンソン、
二ひきのこぐま、さんびきのくま、クマよ・・・
わたしには、くまの友だちがけっこう多いのです。
くまの本は、どれもあったかくなるようなおはなしばかりで、今の季節にぴったりです。
くまさんのモコモコした毛を思いながら読んでみてください。
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『だいじなとどけもの』 
E・H・ミナリック=文 モーリス・センダック=絵 
まつおかきょうこ=訳 福音館書店 




くまくんは、上手に描けた絵をおばあちゃんにプレゼントしました。
絵をもらって大喜びのおばあちゃんは、絵を運んでくれためんどりにキスして言いました。

-「さ、これは、わたしから、くまくんへ、おれいのキスですよ。
  あなた、これ、くまくんにとどけてくれますか?」


よろこんで役目をひきうけためんどりでしたが、途中で道草したくなり、
かえるにキスを運んでくれるよう頼みました。
ところが、かえるも道草したくなり、キスはねこにあずけられました。
そして、ねこも・・・

動物から動物へと渡されるキスは、途中で思わぬロマンスを生み、
まわりまわってくまくんのもとにたどり着きます。



好奇心旺盛な、こぐまのくまくんのシリーズ4作目です。
このシリーズは、表紙に『はじめてよむどうわ』とありますが、
文章が語りすぎず、絵が多くを語っているところなんか
童話というよりは、まさに絵本だよなあと感じます。
モーリス・センダックの絵は、動物の毛並み、目の動きなど隅々まで繊細で、雄弁です。


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by kangaroo-books | 2009-10-16 20:01